十勝岳のふもと
十勝岳は標高2,077mの活火山。
最近は、山頂の大正火口付近が赤く見える現象がニュースになったけど、活発化してるのかな。
大正に起こった噴火では、大規模な水蒸気爆発で中央火口丘の西半分が崩壊。
これにより起こった岩屑なだれは、噴火から約1分で火口から2.4kmの地点にあった硫黄鉱山の平山鉱業所宿舎を飲みこんで、さらに山の残雪を解かしながら泥流となって、美瑛川、富良野川を一気に流れて美瑛や上富良野市街に到達したのだそう。
泥流が川を流下すると、被害がいかに広範囲まで及ぶかが、この辺を走ってるとよくわかる。
とてものどかな場所だけれど、砂防ダムが整備されていたり、しらひげの滝から登る十勝岳火山砂防情報センターまでの階段がシェルターになっていたり、歴史からいろんな対策がなされている場所でもあるんだよ。
普賢岳の火砕流を見た時に、「とても自然の力には敵わない」と思いました。
きっと、月と太陽、地球の脈絡の上に、人間は生かされているんでしょうね…。
人間の文明がそれを凌駕する日は来るのでしょうか。
シェルターが敵わなかったとしても、この様な地形を生み出してくれた地球に感謝したいです。
単純に、美しいしね (笑)
中吉さん、こんばんは。
川を流下するそのスピードは本当に恐ろしいものでしたよね。
雪が積もる山では雪解けの水が加わるので、さらに勢いが増し、これを融雪型火山泥流というのだそうです。
青い池も十勝岳の噴火活動によりできたとか。
温泉もその恩恵ですし、地球は生きていることを感じますね。